「CCNAを取りたいけれど、勉強方法が分からない」
「未経験でも独学で合格を目指せるのか知りたい」
「白本・黒本・Ping-t・Udemy・CCNAイージスなど、どれを使えばいいのか迷っている」
このように悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
CCNAは未経験からでも合格を目指せる資格ですが、教材や勉強方法をなんとなく選んでしまうと、途中でつまずきやすくなります。
そこで今回の記事では、未経験からCCNAを勉強しようと考えている方に向けて、合格を目指す4ステップを紹介します!
CCNA合格までの4ステップ
- 試験範囲を一通り勉強してネットワークの基礎を身につける
- 問題演習を繰り返して知識を定着させる
- Packet Tracerなどでネットワーク構築・コマンド操作を練習する
- 苦手分野を対策して試験に向けて仕上げる
さらに、4ステップで活用できる参考書・Ping-t・Udemy・CCNAイージス・Packet Tracerなどの教材・ツールや、独学でつまずきやすいポイントと対策方法も紹介します。
「最初に何を使う?」「どの順番で勉強する?」「独学でつまずいたらどうする?」と迷っている方は、この記事を参考にCCNAの勉強を始めてみてください。
読み終えるころには、「今日から何を始めるか」「次にどの教材を使うか」を決められるようになります!
CCNAとは?勉強を始める前に知っておきたい基礎知識

CCNAの勉強を始める前にまず確認したいのは、現行試験で何が問われるのか、どれくらいの学習量を見込むべきかです。
CCNAの勉強を始める前にまず確認したいのは、どのような試験なのか、何を勉強するのか、合格までにどれくらいの期間が必要なのかです。
2026年9月時点のCCNA試験概要を以下にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 資格名 | CCNA(Cisco Certified Network Associate) |
| 試験名 | 200-301 CCNA v1.1 |
| 試験時間 | 120分 |
| 試験言語 | 日本語・英語 |
| 試験日 | 決められた試験日はなく、自分で日時を選んで予約 |
| 受験方法 | テストセンターまたはオンライン |
| 試験予約 | Pearson VUEから予約 |
| 受験料 | 300米ドル(税別) |
| 主な試験範囲 | ネットワーク基礎・ネットワークアクセス・IP接続・IPサービス・セキュリティ・自動化など |
| 必要な勉強時間 | 完全未経験なら200〜300時間程度が目安 |
2026年9月時点では「200-301 CCNA v1.1」が実施されています。一方、Ciscoは2027年2月3日からCCNA v2.0へ切り替えると発表しており、現行のv1.1を受験できるのは2027年2月2日までです。
これから勉強を始める人は、自分がどちらの試験を受験することになるのか確認してから教材を選びましょう。
公式情報:Cisco CCNA Exam and Training
公式情報:Cisco Blogs「Stay on Track: Get Certified Before the CCNA Refresh」
試験概要が分かったところで、次に気になるのは**「具体的に何を勉強するの?」「未経験なら何時間・何ヶ月くらい勉強すればいいの?」**という部分ではないでしょうか。
ここからは、CCNAの勉強を始める前に知っておきたい以下の2点を解説します。
- CCNAではどのような分野・内容を勉強するのか
- 合格を目指すにはどれくらいの勉強時間・期間を見込めばよいのか
ここまで把握できれば、必要な学習量から受験時期を決め、CCNA合格までの勉強計画を立てられるようになります。
まずはCCNAで何を勉強する必要があるのか、試験範囲から確認していきましょう。
CCNAの試験範囲・勉強する内容
CCNAで勉強する内容は、ネットワークの基礎だけではありません。Cisco公式の試験トピックでは、次の6分野が示されています。
| 分野 | 日本語・主な学習内容 | 比率 |
|---|---|---|
| Network Fundamentals | 【ネットワーク基礎】 IPアドレス IPv4/IPv6 ルータ・スイッチ など | 20% |
| Network Access | 【ネットワークアクセス】 VLAN STP 無線LAN など | 20% |
| IP Connectivity | 【IP接続】 ルーティング OSPF など | 25% |
| IP Services | 【IPサービス】 NAT DHCP DNS NTP など | 10% |
| Security Fundamentals | 【セキュリティ基礎】 ACL AAA 無線セキュリティ など | 15% |
| Automation and Programmability | 【自動化・プログラマビリティ】 JSON API ネットワーク自動化 など | 10% |
CCNAでは、パソコンやネットワーク機器がどのようにつながり、情報をやり取りしているのかを基礎から勉強します。
分かりやすくまとめると以下の通りです。
- パソコン同士が通信する仕組み
- ルーターやスイッチなどの機器の役割
- インターネット上で通信相手を見つける仕組み
- 安全に通信するためのセキュリティ
- ネットワーク機器の設定・確認方法
最初は聞き慣れない専門用語が多く、「こんなに覚えられるかな……」と感じるかもしれません。
まずは「CCNAではネットワークについて幅広く勉強するんだな」と全体像をつかみ、実際に勉強しながら一つずつ理解していけばOKです。
CCNA合格までに必要な勉強時間・期間の目安
完全未経験からCCNA合格を目指す場合、200〜300時間程度の勉強時間をひとつの目安として考えておきましょう。
Cisco公式が必要な勉強時間を公表しているわけではありませんが、CCNAの学習情報を調査すると、未経験者の目安として200〜300時間程度を紹介しているケースが複数あります。
200〜300時間勉強すると仮定した場合、1日に確保できる勉強時間ごとの期間は以下が目安です。
| 1日の勉強時間 | 200時間の場合 | 300時間の場合 |
|---|---|---|
| 1時間 | 約6〜7ヶ月 | 約10ヶ月 |
| 1.5時間 | 約4〜5ヶ月 | 約6〜7ヶ月 |
| 2時間 | 約3〜4ヶ月 | 約5ヶ月 |
| 3時間 | 約2〜3ヶ月 | 約3〜4ヶ月 |
たとえば、1日2時間勉強できるなら、3〜5ヶ月程度が一つの目安になります。
CCNAには「年に○回」「全国一斉に○月○日」といった決められた試験日はありません。自分で受験日を決め、空いている日時を予約して受験します。
そのため、「まだ勉強が足りないから」と受験日を決めずにいると、ゴールがないまま勉強を続けることになりがちです。
本気でCCNA合格を目指すなら、まず「3ヶ月後に受験する」と大まかな受験期日を決めて今日から勉強を始めるのが良いでしょう。
【初心者向け】CCNAに合格するための勉強方法4STEP

未経験からCCNA合格を目指すなら、「基礎を学ぶ→問題を解く→実際に操作する→苦手分野を仕上げる」の4STEPで勉強を進めましょう。
| STEP | 目的 | やること |
|---|---|---|
| STEP1 | 試験範囲の全体像を知る | 基礎教材で一通り学ぶ |
| STEP2 | 知識を定着させる | 問題演習と復習を繰り返す |
| STEP3 | 操作に慣れる | Packet Tracerなどでコマンドを練習する |
| STEP4 | 受験前の穴を減らす | 苦手分野を復習し、模擬問題で確認する |
ポイントは、STEP1ですべてを完璧に覚えてからSTEP2へ進もうとしないことです。
まずは試験範囲を一通り勉強し、問題を解いて分からなかったところをもう一度勉強する。この繰り返しで少しずつ理解できる範囲を増やしていきます。
ここからは、各STEPで具体的に何を勉強するのか、どの状態になったら次へ進めばよいのかまで順番に紹介します。
「何から始めて、どこまで勉強したら次へ進めばいい?」という疑問も、ここからの4STEPを読めば解決できます。
今日からCCNAの勉強を始められるよう、一つずつ進め方を確認していきましょう!
STEP1|CCNAの試験範囲を一通り勉強しネットワークの基礎知識を身につける
STEP1では、参考書や動画教材などを使って、CCNAの試験範囲を最初から最後まで一通り勉強します。
ネットワークを初めて勉強すると、「IPアドレス」「ルーティング」「VLAN」など、聞いたことのない言葉が次々に出てきます。
最初から一つひとつ完璧に理解しようとすると先へ進めなくなるので、まずは「CCNAではこんなことを勉強するんだ」と試験範囲の全体像をつかむことを優先して1週していきましょう。
1周目では、以下のようなネットワークの基礎について「何のために使われるのか」を大まかに理解していきます。
ネットワークの基礎知識
- ルータやスイッチは何をする機器なのか
- パソコン同士はどのように通信しているのか
- IPアドレスは何のために使われるのか
- ネットワークを分けたり、別のネットワークへ通信したりするにはどうするのか
- 安全に通信するためにどのような仕組みが使われているのか
この段階ですべてを暗記する必要はありません。問題を解いたときに、「この話、参考書で見た気がする」「これはIPアドレスについての問題だな」と気づける状態になれば、STEP1としては十分です。
STEP2|問題演習を繰り返して基礎知識を定着させる
試験範囲を一通り勉強したら、STEP2では実際にCCNAの問題を解きながら、STEP1で学んだ知識を定着させていきます。
1周目の問題演習では、何問正解できたかよりも、正解・不正解にかかわらず「なぜその答えになるのか」を理解することを意識しましょう。
たとえば、「ルータの役割はどれ?」という問題で、「異なるネットワーク同士をつなぐ」という選択肢を選んで正解したとします。
このとき、「2択まで絞れて、最後は勘で選んだ」のであれば、正解していても十分に理解できているとはいえません。「ルータは異なるネットワーク間でデータを届ける役割があるから、この選択肢が正解」と、理由まで説明できる状態を目指します。
間違えた問題も同じです。解説を読んで答えを覚えるだけではなく、「なぜ自分の選んだ答えは違うのか」「なぜ正解の選択肢が正しいのか」まで確認します。
STEP3|ネットワーク構築とコマンド操作を身につける
STEP3では、ここまで覚えてきた知識を使って、実際にネットワークを作ったり、コマンドを入力したりする練習を行います。
具体的には、「Cisco Packet Tracer」と呼ばれるツールを使って、「機器をつなぐ → コマンドを入力して設定する → 通信できるか確認する」という一連の操作を実際に行います。
なぜ操作練習が必要かというと、CCNAでは用語の意味を答えるだけでなく、ネットワーク機器を実際に設定する問題も出題されるからです。
PC ── スイッチ ── ルータ ── PC
【問題イメージ】
左右のPCが通信できるように、ルータに必要な設定を行ってください。
このような問題では、選択肢から答えを選ぶのではなく、試験画面上でルータなどを操作してコマンドを入力します。
そのため、「ルータは何をする機器なのか」を覚えるだけでなく、「実際にどう設定するのか」まで練習しておくのがSTEP3です。
Packet Tracerについては、後ほど詳しく紹介します。
STEP4|苦手分野を中心に対策し正答率90%以上を目指す
STEP4では、これまでの問題演習で間違えた問題や苦手分野を中心に復習し、問題集や模擬問題で正答率90%以上を目指します。
問題演習を繰り返していると、以下のように自分の苦手な部分が見えてきます。
- IPアドレス・サブネットの問題でよく間違える
- VLANとルーティングの違いで迷う
- コマンドを見ても何をするものか判断できない
- ネットワーク構成図を見ると分からなくなる
正解できていて、「なぜこの答えになるのか」まで説明できる問題は、知識が身についていると考えてOKです。
一方、何度解いても間違える問題は、答えだけを覚え直すのではなく、参考書や動画教材に戻って内容を理解する → もう一度問題を解くまで繰り返します。
また、同じ参考書を読み直しても理解できない場合は、動画教材で図や解説を見ながら勉強するなど、説明の仕方が違う教材も試していきましょう。
CCNAの勉強におすすめの教材・ツール・スクール7つ紹介

ここまで読んで「CCNAの勉強を始めてみよう」と思っている方へ、ここからは実際に勉強を進めるにあたっておすすめの教材・ツールを6つ紹介していきます。
おすすめの教材・ツール・スクール一覧
| 教材・ツール | ジャンル | 使い方 |
|---|---|---|
| 白本・黒本 | ・白本 → 参考書 ・黒本 → 問題集(難易度高) ・赤本 → 問題集(難易度低) | ・基礎勉強 ・問題演習 |
| Ping-t | Web問題集 | ・問題演習 ・苦手分野の復習 |
| CCNAイージス | 無料のWeb教材 | ・基礎学習 ・分からない用語や仕組みの確認 |
| Udemy | 動画教材 | ・基礎学習 ・参考書で理解しにくい分野の復習 |
| CCNA勉強アプリ | スマホ向け問題集 | ・問題演習 ・スキマ時間の復習 |
| Cisco Packet Tracer | ネットワークシミュレーター | ・ネットワーク構築 ・コマンド操作の練習 |
| CCNAスクール | 講師から学べる学習サービス | ・質問しながらCCNAを勉強 ・資格取得後の就職・転職支援 |
この中から、基礎学習には何を使うか、問題演習は何で行うか、コマンド操作はどう練習するかを決めれば、CCNAの勉強をスタートできます。
ここからは、それぞれの教材・ツールの特徴や使い方を紹介します。自分が実際に使う教材を決めながら読み進めてください。
白本・黒本・赤本|参考書と問題集を使って独学する
本を使ってCCNAを独学したい人は、参考書で基礎を勉強し、問題集で問題演習をするのが基本的な進め方です。
CCNAの参考書・問題集を調べると「白本」「黒本」「赤本」と呼ばれる教材を見かけます。
白本・黒本・赤本の違い
| 白本 | 黒本 | 赤本 | |
|---|---|---|---|
| 料金 | 4,620円(税込) | 3,828円(税込) | 3,960円(税込) |
| メリット | 基礎解説から問題演習まで1冊で進められる | 問題数が豊富で、詳しい解説を読みながら問題演習できる | 問題の解説が詳しく、問題集としてだけでなくテキストとしても使える |
| デメリット | ・904ページ持ち運びが困難 ・学習量が多い | 問題演習が中心なので、完全未経験からの基礎学習には使いにくい | 基礎から順番に学ぶ参考書ではなく、問題演習が中心 |
| こんな人におすすめ | 完全未経験から本でCCNAを勉強したい人 | 基礎学習後に問題演習を繰り返したい人 | 問題を解きながら詳しい解説で復習したい人 |
完全未経験から本を使って勉強するなら、まずは白本を使ってCCNAの試験範囲を一通り勉強するところから始めると進めやすいです。
白本で基礎を勉強したあとは、黒本や赤本を使って問題演習を繰り返します。
先ほど紹介した4STEPに当てはめると、**「STEP1:白本で基礎学習 → STEP2:黒本・赤本で問題演習」**という使い方ができます。
Ping-t|Web問題集でCCNAの問題演習を繰り返す
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 教材タイプ | Web問題集 |
| 料金 | ・無料プラン:0円 ・1ヶ月:2,640円 ・2ヶ月:3,300円 ・3ヶ月:3,960円 ・6ヶ月:4,950円 ・12ヶ月:6,930円 ・24ヶ月:9,900円 ・36ヶ月:12,870円 |
| 主な学習内容 | ・CCNAの問題演習 ・コマンド練習 ・ネットワーク機器の設定練習 |
| メリット | ・Web上で繰り返し問題演習できる ・分野ごとに問題を解ける ・無料から始められる ・有料プランならコマンド入力も練習できる |
| デメリット | ・CCNAの全問題を利用するには有料プランが必要 ・問題演習が中心なので、ネットワークの基礎から体系的に学ぶ教材は別途用意したい |
| こんな人におすすめ | ・CCNAの問題演習を繰り返したい人 ・勉強した分野から順番に理解度を確認したい人 ・問題演習とコマンド練習をWeb上で進めたい人 |
Ping-tは、CCNAをはじめとしたIT資格の問題演習ができるWeb学習サイトです。
たとえば、参考書や動画教材で「IPアドレス」まで勉強したら、Ping-tで同じ分野の問題を解いてみます。勉強した内容をすぐ問題で確認できるので、理解できていない部分も見つけやすくなります。
無料でもCCNAの問題演習を始められますが、より多くの問題を解いたり、コマンド入力まで練習したりするなら有料のプレミアムプランを利用します。まず無料でPing-tを使ってみて、「このままPing-tをメインの問題演習に使いたい」と思った段階で有料プランへ切り替える使い方もできます。
まずは無料で利用できる問題から始め、CCNAの問題演習に活用してみましょう。
CCNAイージス|無料のWebサイトで基礎知識を学ぶ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 無料 |
| 教材タイプ | Web教材 |
| 主な学習内容 | ネットワークの基礎・Cisco機器・ルーティング・スイッチング・セキュリティなど |
| メリット | ・無料で利用できる ・CCNAの内容を分野ごとに勉強できる ・分からない用語を調べる辞書としても使える |
| デメリット | ・文章を読みながら自分で勉強を進める必要がある ・動画講義のように順番に教えてもらえる教材ではない |
| こんな人におすすめ | ・できるだけお金をかけずにCCNAを勉強したい人 ・参考書と一緒に使える無料教材を探している人 ・分からない用語や仕組みを詳しく調べたい人 |
できるだけお金をかけずにCCNAの基礎知識を勉強したいなら、**無料で利用できる「CCNAイージス」**があります。
CCNAイージスは、参考書の代わりに最初から読み進めるだけでなく、分からない部分を調べるための補助教材としても使えます。
たとえば、問題演習中に「VLANがよく分からない」となったら、CCNAイージスでVLANの解説を読み、仕組みを理解してからもう一度問題を解く使い方です。
基礎を勉強する → 問題を解く → 分からない内容をCCNAイージスで確認する
という形で使えば、先ほど紹介したSTEP1・2・4の学習にも取り入れられます。
「まずは無料でCCNAの勉強を始めたい」という人は、活用してみてください。
Udemy|動画講義を見ながらCCNAの基礎から学ぶ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 約1,500円〜3万円/1講座あたり |
| 教材タイプ | 動画教材 |
| 主な学習内容 | ・ネットワーク基礎 ・ルーティング ・VLAN ・セキュリティ ・自動化など ※講座によって異なる |
| メリット | ・図やスライドを見ながら学べる ・分からない部分を繰り返し視聴できる ・未経験者向けのCCNA講座もある |
| デメリット | ・講座によって対応範囲や内容が異なる ・問題演習が少ない講座もある ・講師によって説明方法が異なる |
| こんな人におすすめ | ・参考書だけでは理解しにくい人 ・図やスライドを見ながら勉強したい人 ・動画で基礎から順番に学びたい人 |
参考書やWebサイトなどの文章ベースではCCNAの内容を理解しにくい人は、動画で学べる「Udemy」を使う方法があります。
Udemyでは、講師の説明を聞きながら図やスライドを見て学習できるため、文章だけではイメージしにくいネットワークの仕組みを視覚的に確認できます。
たとえば、ルーティングやVLANの仕組みが参考書を読んでも理解できない場合は、動画で通信の流れやネットワーク構成を確認してみましょう。
また、動画を見て終わりにするのではなく、
動画で基礎を学ぶ → Ping-tなどで問題を解く → 分からなかった部分の動画を見直す
と進めることで、インプットと問題演習を組み合わせて勉強できます。
UdemyでCCNA講座を選ぶときは、現在のCCNA試験に対応しているか・基礎から学べるか・問題演習まで収録されているか・最終更新日は新しいかを確認して講座を選びましょう。
Udemyはセールが実施されることもあり、通常価格より安く購入できる場合があります。急いで購入する必要がなければ、価格を確認してから講座を選ぶとよいでしょう。
関連記事:CCNA対策におすすめのUdemy講座5選!初心者向けに徹底比較
CCNA勉強アプリ|スマホでスキマ時間に問題演習する
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 無料〜有料 ※アプリによって異なる |
| 教材タイプ | スマホ向け問題集 |
| 主な学習内容 | ・CCNAの問題演習 ・模擬試験 ・間違えた問題の復習 など |
| メリット | ・スマホだけで問題演習できる ・通勤や休憩などのスキマ時間を使える ・場所を選ばず繰り返し問題を解ける |
| デメリット | ・アプリによって問題や解説の内容が異なる ・基礎から体系的に学ぶ用途には向いていない ・古い試験内容のまま更新されていないアプリに注意が必要 |
| こんな人におすすめ | ・通勤や休憩時間もCCNAの勉強に使いたい人 ・スマホで手軽に問題演習したい人 ・自宅以外でもCCNAの復習を進めたい人 |
机に向かって勉強する時間とは別に、通勤中や休憩時間などもCCNAの問題演習に使いたい人は、スマホの勉強アプリを活用できます。
CCNA対策アプリには、一問一答形式で問題を解けるものや、模擬試験に挑戦できるものなどがあります。
たとえば、自宅では参考書やUdemyで基礎を勉強し、外出中はアプリで問題を解くといった使い分けができます。忙しい社会人の方がCCNAを合格するにはスキマ時間をいかにして活用するかがとても重要です。
CCNA勉強アプリを選ぶときも、200-301に対応しているか・最終更新日は新しいか・問題に解説が付いているかを確認してから利用しましょう。
Cisco Packet Tracer|ネットワーク構築とコマンド操作を練習する
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 無料 |
| 教材タイプ | ネットワークシミュレーター |
| 主な学習内容 | ・ネットワーク構築 ・ルータやスイッチの設定 ・コマンド操作 ・通信確認 など |
| メリット | ・実際のネットワーク機器を購入せずに練習できる ・自分でルータやスイッチを配置してネットワークを作れる ・コマンド入力から通信確認まで一連の流れを練習できる |
| デメリット | ・操作方法を覚える必要がある ・問題集のように問題を順番に解くだけではなく、自分でネットワークを構築する必要がある |
| こんな人におすすめ | ・CCNAのコマンド操作を練習したい人 ・ネットワークがどのようにつながっているのか実際に動かして理解したい人 ・未経験からインフラエンジニアを目指している人 |
CCNAでは知識を覚えるだけでなく、実際にネットワーク機器を設定するラボ形式の問題も出題されます。
そこで活用したいのが、Ciscoが提供している無料のネットワークシミュレーター「Cisco Packet Tracer」です。
Packet Tracerは、パソコン上にルータやスイッチなどを配置し、仮想的なネットワークを作れるツールです。
たとえば、以下のようなネットワーク構築の流れを、自分のパソコン上で練習できます。
パソコンを配置する → スイッチやルータを配置する → ケーブルでつなぐ → コマンドを入力して設定する → 正しく通信できるか確認する
参考書を読んで「ルータやスイッチの役割は分かった」と思っていても、いざ自分でネットワークを作ろうとすると、「どの機器をどうつなぐ?」「どのコマンドを入力する?」と手が止まることがあります。
Packet Tracerなら、実際に機器を配置してコマンドを入力できるため、参考書や問題演習で覚えた知識を「実際に使える知識」に変えていけます。
Ping-tのコマンドシミュレータでもコマンド入力は練習できますが、それだけではネットワークを自分で構築する練習まではできません。CCNAではラボ形式の問題も出題されるため、Packet Tracerを使って「機器をつなぐ→設定する→通信を確認する」まで練習しておきましょう。
CCNAスクール|資格取得からインフラエンジニア転職までサポートしてもらう
CCNAを勉強したいと思っている理由が「未経験からエンジニアへの転職」なのであれば、CCNAの学習だけでなく、資格取得後の就職・転職までサポートしてくれるスクールも選択肢に入れておきましょう。
未経験からの独学だと、どうしても「専門用語が難しくて頭に入ってこない」「一人ではネットワークの構築まで設定できない」とつまずいてしまうことがあります。
そんなとき、スクールであれば分からないところを質問したり、講師から学習サポートを受けることが可能です。
代表的なサービスが以下の3つです。
おすすめCCNAスクール3選
| サービス | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|
| ネットビジョンアカデミー | 無料 ※条件あり | ・1ヶ月のCCNA取得を目指せる ・最短2か月でエンジニアに就職 |
| ウズウズカレッジ CCNAコース | 132,000円(税込) | ・週1回の1on1授業 ・LINEで質問できる ・就職できるまで無期限サポート |
| システムアーキテクチュアナレッジ(SAK) | 225,500円(税込) | ・不合格時には返金制度あり ・ |
なかでも、条件を満たしていて、CCNA取得後にエンジニアへの転職を希望しているなら、無料でサポートを受けられるネットビジョンアカデミーで勉強するのがおすすめです。
ネットビジョンアカデミーの無料コース・オンラインコースの応募条件
- 入校時点で19歳〜32歳
- CCNA取得後、ネットビジョンアカデミーが紹介する企業へ就職できる
- 東京・大阪のいずれかで勤務できる
- 入校面談に合格する
- 無料コースはカリキュラム全体の90%以上に出席できる
条件を満たせば受講料は無料で、1ヶ月160時間のカリキュラムでCCNA取得を目指し、その後の就職活動までサポートしてもらえます。
「CCNAを取ってエンジニアへ転職したい」という人は、まず無料カウンセリングで自分が受講対象になるか確認してみましょう。
CCNAの独学はここが難しすぎる!対策方法と独学の限界サイン

CCNAは参考書やPing-t、Udemyなどの教材が充実しているため、独学でも合格を目指せます。
しかし、ネットワークを初めて勉強する人にとっては、専門用語を覚えるだけでなく、サブネット計算や問題演習、Packet Tracerを使ったネットワーク構築まで自分で進めなければならない点が難しいところです。
特に独学では、以下の5つでつまずきやすくなります。
CCNAの独学はここが難しい!
- 専門用語やネットワークの仕組みを理解できない
- サブネット計算でつまずいて先へ進めない
- 問題の解説を読んでも「なぜこの答えなのか」が分からない
- Packet Tracerを使ってもネットワークを構築できない
- 範囲が広すぎて試験日までに勉強が終わらない
これからCCNAを独学する人は、どこでつまずきやすいのかを先に知り、実際につまずいたときの対処法まで準備しておきましょう。
また、対策しても勉強が進まない場合に、「ここまできたら独学にこだわらず、質問できるオンライン講座などを利用した方がいい」という判断基準もあわせて紹介します。
「独学を続けること」よりも「CCNAに合格すること」を優先して勉強方法を選んでいきましょう!
専門用語やネットワークの仕組みを理解できない
CCNAを完全未経験からの勉強で躓きやすいのが、専門用語やネットワークの仕組みを理解するところです。
参考書を開くと、これまで聞いたことのない言葉が次々に出てきます。
ネットワーク系の用語
- IPアドレス
- サブネットマスク
- ルーティング
- VLAN
- デフォルトゲートウェイ
さらにCCNAでは、用語の意味を覚えるだけではなく、「何のために使うのか」「それぞれの機器や仕組みがどう関係しているのか」まで理解する必要があります。
参考書を読んでも仕組みをイメージできない場合は、同じ文章を何度も読み直すのではなく、図やスライドを使って解説してくれるUdemyなどの動画教材も活用してみましょう。
一人で調べても理解できない状態が続き、勉強に手がつかなくなるようなことがあれば独学の限界サインです。質問できるオンライン講座などを利用し、分からないところを直接教えてもらう方法も検討しましょう。
Packet Tracerを使ってもネットワークを構築できない
CCNAを独学する場合、Packet Tracerを使ったネットワーク構築でつまずくこともあります。
Packet Tracerにはチュートリアルもありますが、基本的にはネットワーク構築を練習するためのツールです。参考書のように「何をどのように設定すればいいのか」を一から学ぶための教材ではありません。
そのため、完全未経験からいきなり独学でネットワークを作ろうとすると、「どの機器をつなぐ?」「どのコマンドを入力する?」と分からなくなることがあります。
まずは、Packet Tracerを使ったネットワーク構築の手順を解説している参考書やUdemyなどを見ながら、同じようにネットワークを作るところから始めましょう。
教材を見ながらでもネットワークを構築できず、何が間違っているのか自分で解決できない状態が続くなら独学の限界かもしれません。質問しながら操作方法を学べるオンライン講座などの利用も検討しましょう。
サブネット計算でつまずいて先へ進めない
CCNAの勉強では、IPアドレスやサブネットマスクを使った「サブネット計算」でつまずくこともあります。
サブネット計算が難しいのは、計算方法だけ覚えれば解けるわけではなく、IPアドレスやサブネットマスク、2進数、ネットワーク部とホスト部などの知識を組み合わせて考える必要があるからです。
参考書やUdemyの解説を読んでも計算方法が分からない場合は、無理に問題を解き続けるのではなく、自分がどこから理解できていないのか確認しましょう。
たとえば「/26の意味が分からない」のであれば、サブネット計算を続ける前にプレフィックス長やサブネットマスクの仕組みまで戻って勉強します。
サブネット計算から先へ進めない状態が続くなら、質問できるCCNAスクールなどを利用し、分からない部分を直接教えてもらう方法も検討しましょう。
範囲が広すぎて試験日までに勉強が終わらない
CCNAはネットワークの基礎からIP接続、セキュリティ、自動化まで試験範囲が広いため、「勉強しているのに全然終わらない」と感じることもあります。
実際に、先ほど紹介した参考書(白本『CCNA 完全合格テキスト&問題集 第2版』)は904ページもあります。普通に辞書です。
試験日から逆算して学習計画を立てても、未経験からの独学では、途中で理解できない分野が出てきて予定より勉強に時間がかかることもあります。
それでも予定通りに勉強が進まず、「何を優先して勉強すればいいのか分からない」という状態が続くなら独学の限界サインです。
CCNAの勉強方法に関するよくある質問

ここでは、CCNAの勉強方法でよくある疑問に答えます。
勉強期間、実機の必要性、英語力、白本と黒本の選び方は、初心者が迷いやすいポイントです。断定できない部分は個人差があるため、目安として読んでください。
CCNAは1ヶ月の勉強でも合格できる?
勉強時間が確保できるのであれば1ヶ月でも合格可能です。
完全未経験からCCNA合格を目指す場合、この記事では200〜300時間程度を勉強時間の目安として紹介しました。これだけの勉強時間を1ヶ月で確保するなら、1日あたり約7〜10時間の勉強が必要です。
そのため、仕事や学校と両立しながら1ヶ月で合格を目指すのはかなりハードなスケジュールになります。一方、まとまった勉強時間を確保できる人なら、1ヶ月で集中的に勉強してCCNA合格を目指すこともできます。
CCNAの勉強に実機は必要?Packet Tracerだけでもいい?
CCNAの勉強で、初心者が最初から実機を用意する必要はありません。
Ciscoが無料で提供している「Packet Tracer」を使えば、パソコン上にルータやスイッチを配置し、ネットワーク構築やコマンド入力、通信確認まで練習できます。
そのため、まずは参考書やUdemyなどで学んだ内容をPacket Tracer上で実際に設定し、自分でネットワークを構築できる状態を目指しましょう。
CCNAの勉強に英語力は必要ですか?
日本語でも受験できるため、英語力は必要ありません。
現在のCCNA試験は日本語と英語に対応しており、試験予約時に日本語を選択できます。参考書やPing-t、Udemyなどにも日本語で学べる教材があるため、英語が苦手な人でもCCNAの勉強を進められます。
ただし、ネットワーク機器で使用するコマンドや「IP address」「default gateway」など、CCNAで使われる英単語はそのまま覚える必要があります。
CCNAの勉強は白本と黒本のどちらがおすすめ?
基本的にはセットで使うのがおすすめです。
白本はCCNAの基礎知識を学ぶための参考書、黒本は学んだ知識を定着させるための問題集として使います。そのため役割が大きく異なるのです。
問題演習はPing-tやCCNA対策アプリなどでもできます。問題演習をWebやアプリで行うのであれば、白本だけ購入して黒本の代わりにPing-tなどを使う方法もあります。
紙の教材を使った勉強に慣れている人なら、「白本で基礎知識を身につける → 黒本で問題演習を繰り返す」という流れで勉強を進めましょう。
まとめ|自分に合った勉強方法でCCNA合格を目指そう

今回は、完全未経験からCCNA合格を目指す人に向けて、具体的な勉強方法やおすすめ教材、独学でつまずいたときの対策について紹介しました。
CCNAの勉強は、「基礎を学ぶ → 問題を解く → ネットワーク構築・コマンド操作を練習する → 苦手分野を仕上げる」の4STEPで進めるのがおすすめです。
まずは白本やUdemy、CCNAイージスなどから基礎学習に使う教材を決めて、CCNAの試験範囲を一通り勉強するところから始めてみましょう。
その後はPing-tや黒本などで問題演習を繰り返し、Packet Tracerを使って実際にネットワークを構築する練習まで進めていきます。
この記事のまとめ
- 完全未経験なら200〜300時間を勉強時間の目安にする
- 基礎学習→問題演習→ネットワーク構築→苦手分野の対策の4STEPで進める
- 参考書・Ping-t・Udemy・Packet Tracerなどを目的に合わせて使い分ける
- 独学で分からないところがあれば、教材を変えたり基礎まで戻ったりして対策する
- 未経験からエンジニアへの転職が目的なら、CCNA取得から就職までサポートしてくれるスクールも選択肢に入れる
※タップすると該当箇所までジャンプできます。
CCNAは試験範囲が広いため、最初からすべてを完璧に覚えようとする必要はありません。まずは使う教材と受験時期を決め、試験範囲を一通り勉強するところから始めましょう。
インフラエンジニアへの転職が目的なら、CCNA合格だけをゴールにしないことも大切です。資格勉強と並行して求人を確認し、仕事で求められるスキルを知ることで、学習内容をキャリアにつなげやすくなります。