「「CCNAは意味ない」という意見を見て、取得するか迷っている」
「未経験からネットワークエンジニアを目指すなら、本当にCCNAを取るべきなのか知りたい」
「勉強時間や受験料を使ったあとに「取らなくてもよかった」と後悔したくない」
このように悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
結論、CCNAに時間とお金を使う価値があるかは、取得する目的によって変わります。
この記事では、Cisco公式が公開している試験範囲や認定体系などの一次情報を確認したうえで、「CCNAが意味ない」と言われる理由を整理し、あなたの取得目的ならCCNAを勉強する価値があるのかを判断できるように解説します。
この記事で解決できる内容
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たとえば、未経験からネットワークエンジニアを目指す人と、ネットワークとは関係のないIT職種を目指す人では、CCNAを取得する意味は同じではありません。
この記事を読めば、ネット上の「CCNAは意味ない」「未経験なら取るべき」といった意見だけに左右されず、自分の目的ならCCNAに時間とお金を使うべきかを判断し、取得すると決めた場合はそのまま勉強を始められます。
CCNAを取るべきか迷っている人は、まず「なぜ取得したいのか」を整理しながら読み進めてみてください!
CCNAが「意味ない」と言われる4つの理由
CCNAをこれから取ろうと思っていても意味がないと言われてしまうとやる気がなくなってしまいますよね。
まずは、「なぜ、CCNAが意味ない」と言われているのかに触れます。
CCNAが「意味ない」と言われる主な理由は、次の4つです。
CCNAが「意味ない」と言われる4つの理由
- 就職・転職では資格より実務経験が重視されるから
- Cisco製品やネットワークを扱わない現場では資格が活きないから
- Cisco認定資格の中では下位レベルで経験者の差別化になりにくいから
- 取得する目的が曖昧だと勉強時間や受験料を無駄にしてしまうから
すなわち、「意味がない人」と「意味がある人」がいるわけです。
まずは、あなたがCCNAに興味を持っている理由が「意味ない」と言われる理由と重ならないか確認していきましょう。
就職・転職では資格より実務経験が重視されるから
CCNAを取得する目的が「就職」や「転職」なのであれば、資格を持っているだけで実務経験より高く評価されるわけではないことは理解しておきましょう。
CCNAを勉強し合格することで、ネットワークの基礎、ネットワークアクセス、IP接続、IPサービス、セキュリティ、自動化などの知識・スキルの証明には役立ちます。
一方、実際の就職・転職市場では、ネットワークの知識の証明よりも実際に、現場の構成を理解したうえで設定変更を行ったり、障害の原因を切り分けたり、手順書を作成したり、関係者と調整した経験が重要視されることがほとんどです。
しかし、未経験者が就職前に実務経験を積むのは簡単ではありません。
実務に近い経験を積めるスクールなどに通う予定がないのであれば、今できることの一つとしてCCNAを取得するのは自然な選択肢であり、決して意味のない行動ではありません。
参考:Cisco「Implementing and Administering Cisco Solutions(CCNA)」
Cisco製品やネットワークを扱わない現場では資格が活きないから
CCNAを取得する目的が「ネットワークエンジニアになりたい」「インフラエンジニアに転職したい」などでなければ、ネットワークをほとんど扱わない仕事に就く可能性があります。
Cisco製品を扱わない仕事であれば、CCNAを取得しても資格を活かせる場面は少なくなるでしょう。
CCNAはCisco認定資格です。現行の200-301 CCNAでは、ネットワークの基礎だけでなく、Cisco IOSを使った設定やネットワーク機器に関する知識も学習します。
ただ、Cisco製品を使わないのであれば、ネットワークの基礎を身につけられる資格はCCNA以外にもあります。
CCNA以外でネットワーク基礎が身につく資格
- CompTIA Network+:特定メーカーに依存せず、ネットワークの基礎を幅広く学べる
- 基本情報技術者試験:IT全般を学びながら、ネットワークの基礎知識も身につけられる
- LinuC:Linuxを中心に、TCP/IPやネットワーク設定なども学べる
- LPIC:Linuxを中心に、ネットワークの基礎や設定についても学べる
そのため、CCNAを取得するか迷っているなら、「就職・転職希望先でCisco製品を扱う可能性が高いのか」を判断軸にしてみてください。
ただし、Ciscoは現在もネットワーク機器市場で大きなシェアを持つメーカーです。そのため、まだ具体的な就職・転職先が決まっていないのであれば、「Cisco製品を使わないかもしれないからCCNAは意味がない」と考える必要はありません。
Cisco認定資格の中では下位レベルで経験者の差別化になりにくいから
すでにネットワークの知識や実務経験がある人にとっては、CCNAを取得しても大きな差別化になりにくいことから「CCNAは意味ない」と言われています。
CCNAはCisco認定資格の中で「Associate(アソシエイト)」レベルに位置づけられています。
Cisco認定資格の種類
- アーキテクト (Architect):CCAr (Cisco Certified Architect)
- エキスパート (Expert):CCIE (Cisco Certified Internetwork Expert)
- プロフェッショナル (Professional):CCNP (Cisco Certified Network Professional)
- アソシエイト (Associate):CCNA (Cisco Certified Network Associate)
- エントリー (Entry):CCST (Cisco Certified Support Technician)
しかし、未経験からネットワークエンジニアを目指す人であれば話は変わります。
実務経験がないからこそ、CCNAの勉強を通してネットワークの基礎を身につけ、資格として知識を示せるようにする意味があります。
そのため、「CCNAは意味ない」という意見を見かけたときは、経験者にとって意味がないという話なのか、自分にも当てはまるのかを分けて考えてみてください。
取得する目的が曖昧だと勉強時間や受験料を無駄にしてしまうから
CCNAを取得する目的が曖昧なまま勉強を始めると、資格を取得しても活かす機会がなく、勉強時間や受験料を無駄にしてしまうことがあります。
たとえば、「IT業界への転職に有利そうだから」という理由だけでCCNAを取得しても、ネットワークとは関係のない職種を目指すのであれば、他の資格を勉強した方が目的に合っているかもしれません。
CCNAを取得する前に、まずは「何のために取得するのか」を明確にしておきましょう。
CCNAを取得する目的の例
- 未経験からネットワークエンジニアへ就職・転職したい
- インフラエンジニアとしてネットワークの知識を身につけたい
- 現在の仕事でネットワーク関連の業務を担当したい
- 会社から取得を求められている・資格手当の対象になっている
このように目的が明確で、その目的を達成するためにCCNAの知識や資格を活かせるのであれば、勉強にかける時間や受験料にも意味があります。
反対に、「なんとなくIT系の資格を取っておきたい」という状態なら、CCNAの勉強を始める前に自分の目的に合った資格なのかを確認してみてください。
CCNAを取得する意味がある未経験者は?|まずは取得する目的を明確にしよう
ここまでCCNAが「意味ない」と言われる理由を紹介しましたが、未経験者にとってCCNAが意味がある資格になることの方が多いです。
大切なのは、CCNAを取得すること自体を目的にするのではなく、「取得した資格や学んだ知識を何に活かしたいのか」を明確にすることです。
そこでここからは、どんな目的があれば、「CCNAを勉強する意味があるのか」4つのケースに分けて紹介します。
CCNAを取得する意味がある未経験者とは?
- 未経験からネットワークエンジニアへ就職・転職したい人
- 現職でネットワーク関連の仕事を担当できるようになりたい人
- 会社からCCNAの取得を求められている・資格手当がもらえる人
- ネットワークエンジニアが自分に向いているか勉強しながら確かめたい人
自分に当てはまるものがあるか確認しながら、CCNAに時間とお金を使う価値があるのか判断してみてください!
実務経験ゼロからネットワークエンジニアへ就職・転職したい人
未経験からネットワークエンジニアへの就職・転職を目指している人は、CCNAを取得する意味があります。
そもそもITエンジニアといっても、仕事内容によってさまざまな職種があります。
主な職種と仕事の違い
| 職種 | 主な仕事内容 | こんな仕事をしたい人 |
|---|---|---|
| ネットワークエンジニア | ネットワークの設計・構築・運用・保守 | ネットワーク機器の設定や通信環境を支える仕事がしたい |
| サーバーエンジニア | サーバーの設計・構築・運用・保守 | Linuxやサーバーを扱う仕事がしたい |
| クラウドエンジニア | AWS・Azureなどを使ったクラウド環境の設計・構築・運用 | クラウドを使ってITインフラを構築したい |
| 開発エンジニア | Webサービスやシステムなどの開発 | プログラミングでサービスや機能を作りたい |
その中でもネットワークエンジニアは、企業のネットワークを支える仕事です。
たとえば、「ITエンジニアには興味があるけれど、プログラミングをメインに仕事をするイメージが湧かない」「パソコンやWi-Fiなどの設定を触ることに抵抗がない」「ネットにつながらないときに原因を調べる作業が嫌いではない」という人なら、ネットワークエンジニアも選択肢の一つです。
未経験からネットワークエンジニアを目指すメリット
- プログラミング未経験でも応募できる求人がある
- ネットワークの基礎から勉強する道筋を作りやすい
- 将来的にサーバー・クラウド・セキュリティなどインフラ領域へ知識を広げられる
未経験からネットワークエンジニアを目指すデメリット
- ネットワークやインフラに興味がなければ勉強を続けにくい
- 仕事内容によっては夜間・休日対応が発生する
- CCNAを取得しただけで就職・転職できるわけではない
そのため、「ITエンジニアになりたいからCCNAを取る」のではなく、「プログラミング以外のITエンジニアにも興味があり、その中でもネットワークを扱う仕事をしてみたい」と思えるのであれば、CCNAを取得する目的も明確になるでしょう。
現職でネットワーク関連の仕事を担当できるようになりたい人
転職する予定はなくても、今の会社でネットワーク関連の仕事を担当したいのであれば、CCNAを取得する意味があります。
たとえば、現在は社内のパソコン設定や問い合わせ対応などを担当していて、今後は以下のような仕事にも関わりたい人です。
ネットワークに関わる仕事の例
- 社内のパソコンをネットワークへ接続する
- 新しいオフィスや部署でWi-Fiを使えるようにする
- 「インターネットにつながらない」といったトラブルの原因を調べる
- ルーターやスイッチなど、ネットワーク機器の設定・管理に関わる
- 社内ネットワークの構築や変更に関わる
こうした仕事を担当するには、「機器の設定方法」だけを覚えるのではなく、IPアドレスやサブネット、VLAN、ルーティングなど、ネットワークが通信できる仕組みを理解する必要があります。
CCNAでは、このようなネットワークの基礎からCisco製品を使った設定まで体系的に勉強できます。
そのため、「今はネットワークの仕事を担当していないけれど、将来的には社内のネットワーク設定やトラブル対応などもできるようになりたい」という人なら、CCNAを勉強する目的は明確です。
会社からCCNAの取得を求められている・資格手当がもらえる人
会社からCCNAの取得を求められている人や、取得すると資格手当・報奨金などがもらえる人も、CCNAを取得する意味があります。
会社から取得を求められているのであれば、CCNAの勉強を通して、仕事で必要になるネットワークの知識を体系的に身につけられます。
また、資格手当や合格報奨金の対象になっている場合は、資格取得が収入アップにつながることもメリットです。
会社によっては受験料や教材費を補助している場合もあるため、まずは勤務先の資格取得支援制度を確認してみてください。
ネットワークエンジニアが自分に向いているか勉強しながら確かめたい人
「ネットワークエンジニアに興味はあるけれど、自分に向いているかわからない」という人も、CCNAを勉強する意味があります。
未経験のうちは、仕事内容を調べるだけでは「自分に合っているか」まで判断するのは難しいでしょう。
CCNAの勉強を始めると、IPアドレスやネットワークの仕組みを学んだり、ルーターやスイッチの設定方法を覚えたりと、ネットワークエンジニアの仕事につながる知識に触れられます。
実際に勉強してみて、「ネットワークの仕組みを知るのがおもしろい」「設定を変えて通信できるようになるのが楽しい」と感じるなら、ネットワークエンジニアを目指す一つの判断材料になるでしょう。
CCNAを取ると決めたら何から始める?勉強開始までの5ステップ
ここまで読んで「自分はCCNAを取ろう」と決めたものの、何から始めればいいのかわからない人もいるでしょう。
CCNAを取得すると決めたら、いきなり参考書を買って勉強を始めるのではなく、試験範囲を確認し、受験日から逆算して勉強計画を立てるところから始めます。
CCNAの勉強を始めるまでの5ステップ
- CCNAの試験範囲と出題内容を確認する
- CCNAを受験する日を決める
- 試験日から逆算して1日あたりの勉強時間を決める
- 独学・Udemy・オンライン講座から勉強方法を選ぶ
- 毎日の勉強時間を確保して学習を始める
先に受験日から逆算し、必要な勉強時間を決めておけば、「参考書を買ったけれどいつ受験するか決めていない」といった状態も避けられます。
今日から勉強を始めるための5ステップです。
記事を読み進めながら準備を始めていきましょう!
STEP1|まずはCCNAの試験範囲と出題内容を確認する
最初にやることは、Cisco公式で現行試験の範囲を確認することです。
2026年9月時点で実施されている200-301 CCNA v1.1では、Cisco Learning Networkが次の6分野を公開しています。
| 分野 | 出題比率 |
|---|---|
| Network Fundamentals (IPアドレスや通信の仕組みなど) | 20% |
| Network Access (同じネットワーク内で機器をつなぐ仕組みなど) | 20% |
| IP Connectivity (異なるネットワークへデータを届ける仕組みなど) | 25% |
| IP Services (IPアドレスの割り当てや名前解決など) | 10% |
| Security Fundamentals (ネットワークを不正アクセスなどから守る仕組み) | 15% |
| Automation and Programmability (ネットワーク管理を自動化するための基礎知識) | 10% |
Cisco公式の試験範囲では、IPv4・IPv6、サブネット、VLAN、ルーティング、無線LAN、セキュリティ、自動化など、ネットワークエンジニアにつながる幅広い知識が含まれています。
STEP2|CCNAを受験する日を決める
試験範囲を確認したら、次にCCNAを受験する日を決めましょう。
受験日を決めずに勉強を始めると、「もう少し勉強してから受けよう」と先延ばしになり、受験のタイミングを決めにくくなります。
CCNAは年に1回など試験日が決められている資格ではなく、自分で受験日を選んで予約できます。
そのため、「勉強が終わったら受験する」のではなく、「○月○日に受験する」と先に決めて、試験日までの残り日数から勉強計画を立てるのがおすすめです。
STEP3|試験日から逆算して1日あたりの勉強時間を決める
受験日を決めたら、次は試験日までに1日何時間勉強すればいいのかを考えていきます。
ITやネットワークを初めて勉強する人であれば、CCNA合格まで200時間をひとつの目安にしてみてください。
あとは、200時間を試験日までの残り日数で割れば、1日あたりに必要な勉強時間を計算できます。
1日あたりの勉強時間の計算方法
200時間 ÷ 試験日までの日数 = 1日あたりの勉強時間
たとえば、試験まで120日ある場合は「250時間÷120日=約2.1時間」なので、1日2時間程度の勉強時間を確保する必要があります。
試験までの期間ごとの勉強時間
| 試験までの期間 | 1日あたりの勉強時間の目安 |
|---|---|
| 3ヶ月(90日) | 約2.2時間 |
| 4ヶ月(120日) | 約1.7時間 |
| 5ヶ月(150日) | 約1.3時間 |
| 6ヶ月(180日) | 約1.1時間 |
計算してみて「毎日2.2時間は確保できない」と感じたら、受験日を後ろにずらす調整が必要です。
200時間を基準に、無理なく続けられる1日あたりの勉強時間を決めてみてください。
STEP4|独学・Udemy・オンライン講座から勉強方法を選ぶ
1日あたりの勉強時間まで決めたら、自分に合った勉強方法を選びましょう。
大きく分けると、参考書・Ping-t・Udemyなどを自分で組み合わせて勉強する「独学」と、カリキュラムや学習サポートが用意された「オンライン講座」があります。
おすすめの学習方法5選
| 勉強方法 | 特徴 | おすすめな人 |
|---|---|---|
| 独学 | ・参考書/問題集(白本/黒本/赤本) ・Ping-t(問題演習) ・Udemy(動画講座) ・CCNAイージス(無料サイト) ・Packet Tracer(シミュレーション) | ・できるだけ費用を抑えたい人 ・自分で勉強計画を立てられる人 ・わからないことを自分で調べられる人 ・自分に合う教材を組み合わせたい人 |
| オンライン講座 | ・ネットビジョンアカデミー ・ウズウズカレッジ CCNAコース | ・用意されたカリキュラムに沿って勉強したい人 ・わからないことを質問できる環境がほしい人 ・一人で勉強を続けられるか不安な人 ・資格取得だけでなく就職・転職支援も受けたい人 |
独学でも、参考書だけで勉強する必要はありません。文章で理解しにくければUdemy、問題演習ならPing-tなど、自分が理解しやすい教材を組み合わせて勉強できます。
一方、自分で教材や勉強する順番を決めるのが難しい場合は、カリキュラムや学習サポートが用意されたオンライン講座も選択肢です。
自分で勉強を進められそうなら独学、教材選びや学習の進め方までサポートしてほしいならオンライン講座を基準に選んでみてください。
関連記事:CCNAの勉強方法を初心者向けに解説!未経験から合格を目指す4ステップ
関連記事:CCNA対策におすすめのUdemy講座5選!初心者向けに徹底比較
STEP5|毎日の勉強時間を確保して学習を始める
勉強方法まで決めたら、最後に毎日の勉強時間を確保してCCNAの学習を始めましょう。
STEP3で「1日2時間勉強する」と決めても、仕事や学校、趣味などを優先して、余った時間で勉強しようとすると計画どおりに進まなくなります。
CCNAに合格すると決めたのであれば、試験日まではCCNAの優先順位を上げて、先に勉強時間を確保することが必要です。
たとえば、1日2時間なら以下のように確保できます。
時間の捻出方法
- 出勤前に1時間+帰宅後に1時間
- 通勤中に30分+帰宅後に1時間30分
- 平日は1時間にして、足りない分を休日に確保する
- 普段ゲームやSNSに使っている時間の一部を勉強に変える
毎日継続するために、「時間があったら勉強する」のではなく、勉強する時間帯をできるだけ固定しましょう。
予定どおり勉強できなかった日は、そのままにせず、不足した時間をいつ確保するのか決めて勉強計画を調整することも必要です。
勉強時間を確保するだけで終わらず、「いつ・何を勉強するか」まで決めて、試験日まで継続できる学習習慣を作りましょう。
CCNAを取得するか迷っている人のよくある質問
ここまで読んでも、「CCNAと他のIT資格ならどっちを取ればいい?」「CCNAを取れば年収は上がる?」など、まだ気になることがある人もいるでしょう。
特に未経験からIT資格を選ぶ場合、知名度や難易度だけで比較するのではなく、自分が目指す仕事や資格を取得する目的に合わせて選ぶことが大切です。
ここでは、CCNAを取得するか迷っている人からよくある3つの疑問に回答します。
- CCNAと基本情報技術者試験ならどっちを取るべき?
- CCNAとLinuC・LPICならどっちを取るべき?
- CCNAを取得すると年収は上がる?
自分にCCNAが必要なのか判断するための最後の疑問を、ここで解消しておきましょう。
CCNAと基本情報技術者試験ならどっちを取るべき?
ネットワークエンジニアに興味があるならCCNAがおすすめです。
一方、まだ目指したいITエンジニアの職種が決まっていない人は、IT全般の基礎を幅広く学べる基本情報技術者試験が候補になります。
CCNAと基本情報技術者試験の違い
| 比較項目 | CCNA | 基本情報技術者試験 |
|---|---|---|
| 学べる範囲 | ネットワークを中心に学ぶ | IT全般を幅広く学ぶ |
| ネットワーク | VLAN・ルーティング・IPアドレスなどを詳しく学ぶ | IT基礎知識の一分野として学ぶ |
| プログラミング・アルゴリズム | 自動化・プログラマビリティの基礎を学ぶ | アルゴリズムやプログラミングなどを学ぶ |
| おすすめな人 | ネットワークエンジニアに興味がある人 | 目指すIT職種がまだ決まっていない人 |
| 資格区分 | Ciscoが認定するベンダー資格 | 国家試験 |
ネットワークエンジニアを目指すならCCNA、まずはIT全般を勉強しながら興味のある分野を探したいなら基本情報技術者試験を選ぶとよいでしょう。
CCNAとLinuC・LPICならどっちを取るべき?
Cisco製品を扱う現場での就業を希望するならCCNAがおすすめです。
一方、Linuxやサーバーを扱う仕事に興味があるなら、LinuC・LPICが候補になります。
CCNAとLinuC・LPICの違い
| 比較項目 | CCNA | LinuC | LPIC |
|---|---|---|---|
| 主に学ぶ分野 | ネットワーク | Linux | Linux |
| 学習内容の例 | IPアドレス・VLAN・ルーティング・ネットワークセキュリティなど | Linuxの基本操作・システム管理・ネットワークの基礎など | Linuxの基本操作・システム管理・ネットワークの基礎など |
| 資格の特徴 | Cisco認定資格 | Linux技術者認定資格 | Linux技術者認定資格 |
| おすすめな人 | Cisco製品を扱うネットワーク関連の仕事に興味がある人 | Linux・サーバー関連の仕事に興味がある人 | Linux・サーバー関連の仕事に興味がある人 |
参考:Linux Professional Institute「LPIC-1」
ネットワーク、特にCisco製品を扱う仕事ならCCNA、Linuxやサーバーを中心に扱う仕事ならLinuC・LPICを候補にするとよいでしょう。
CCNAを取得すると年収は上がる?
CCNAを取得しただけで、必ず年収が上がるわけではありません。
ただし、勤務先でCCNAが資格手当の対象になっていれば、取得後に毎月の給与が増える場合があります。
また、CCNAで身につけた知識を活かして担当できる仕事を増やしたり、ネットワークエンジニアへ転職したりすることで、結果的に年収アップにつながることもあるでしょう。
そのため、年収アップを目的にCCNAを取得するなら、「資格を取れば年収が上がる」と考えるのではなく、取得した資格や知識を仕事でどう活かすかまで考えることが大切です。
まとめ|CCNAが意味ないかは「取得する目的」で判断しよう
今回は、CCNAが「意味ない」と言われる理由と、未経験者がCCNAを取得する意味があるケースについて紹介しました。
結論、CCNAが意味のある資格になるかは、取得する目的によって変わります。
ネットワークエンジニアを目指している人や、現職でネットワーク関連の仕事を担当したい人であれば、CCNAで学ぶ知識を仕事につなげやすくなります。
一方、「IT転職に有利そうだから」といった理由だけで取得するのではなく、まずはCCNAを取得したあとに資格や知識を何に活かしたいのかを考えてみてください。
この記事のまとめ
- CCNAは、取得する目的によって意味のある・ないは変わる
- 未経験からネットワークエンジニアを目指す人には取得する意味がある
- Cisco製品を扱う仕事を希望する人とも相性がよい
- CCNAを取ると決めたら、受験日から逆算して勉強計画を立てる
- CCNAを取得しただけで必ず就職・転職や年収アップにつながるわけではない
※タップすると該当箇所までジャンプできます。
まずは、「ネットワークエンジニアになりたい」「現職でネットワーク関連の仕事を担当したい」など、なぜCCNAを取得したいのかを明確にしてみてください。
そのうえでCCNAを取ると決めたら、受験日を決め、必要な勉強時間を逆算し、自分に合った勉強方法を選んで学習を始めましょう。